金属加工(非鉄金属、その他含む)

金属加工(非鉄金属、樹脂なども含む)と申しましても様々な加工方法があります。
弊社では図面や使用用途によって最適な方法でご提案させていただき

お客様にご満足頂けるQCD(品質、コスト、納期)に対応させていただきます。


弊社金属加工部門は様々な企業様に支えていただき設立した事業です。

協力会社さんと共に御社、或いは個人さまの製品を提供してまいります。

加工方法や機械の特性など

ウォータージェット加工

 主に板材を切断する際に用いる加工方法です。

 レーザー切断と大きな用途としては似ておりますが、難削材などの材質を選ばず切断できることや

 厚板切断にも対応していることが大きな特徴になります。

 熱影響による歪みや変色が無いことも特徴です。

 板厚160mmの厚板切断や、板厚20μの薄板切断にも対応。


■複合材   CFRP(カーボン繊維複合材)、GFRP(ガラエポ)、バイメタル など

■金属    アルミ、ステンレス、工具鋼、炭素鋼、焼き入れ鋼、耐摩耗鋼板、インコネル

                  アロイ、タングステン、チタン、ニッケル など

■セラミック SIC、高純度アルミナ、ポロンカーバイト、窒化ケイ素、フェライト など

■樹脂    ABS、PE、MCナイロン、アクリル、塩ビ、ゴム、スポンジ、ウレタン など

■その他   ガラス、御影石、タイル、耐熱レンガ、DVDプレーヤー、シャワーノズル、携帯電話、炊飯器など

                  (強化ガラスは製品上の性質により不可になります)


二次元、三次元レーザー加工 

主に板材を切断する際に用いる加工方法です。

 二次元レーザーでも治具や切断条件を変更することにより 三次元的な切断も可能です。

 三次元レーザーはプレス成型された製品をトリミング、孔加工などに使用することが多いです。

 加工精度も良く板金、鈑金部品に用いられることが多い加工方法になります。

 金型を使用せずに形状カットが行えますので試作、小ロット品などに対してコストと納期に貢献できます。

 材質は鉄、ステンレス、アルミニウム(5052など)に使用されることが多いです。


ワイヤーカット加工

 主に板材の加工に使用されます。

 メタルソー、ベルトソーとは違い高精度で加工できるのが特徴です。

 また薄板、厚板。焼き入れ鋼、超硬材の加工も行えます。

 角度を付けたりテーパー加工が行えるのも特徴で金型部品に使用されたり

 弱電部品などの微細加工など幅広く使用されています。


放電加工

 主に板材の加工に使用されます。

 ワイヤーカットとは違い、非貫通の止まり孔加工が出来るのが特徴です。

 精度や表面荒さも高精細な加工が行えます。

 金型の製作などに使用されることが多く、高硬度材の加工にも優れています。


旋盤、旋削加工

 主に丸棒、パイプなど丸い材料を加工する方法になります。

 ネジ、ボス、フランジなど自動車、航空機、宇宙開発、農機具、重機、工作機械に留まらず

 様々な分野での部品として使用されております。

 厳しい寸法公差の製品は旋削、研磨などを行います。

 様々な材質にも対応しており、汎用旋盤、NC旋盤共に用途によって機械の選択を行います。

 こちらも材質は様々で焼き入れ鋼、調質鋼、難削材や樹脂、カーボンなどにも対応しております。


フライス、マシニングセンタ加工

 主に板材に加工する際に使用されますが、丸い材料の横孔加工や、切削加工を行う際にも使用します。

 一般的な加工にはフライス盤や3軸のマシニングセンタ。

 複雑な形状には5軸のマシニングセンタを用いて加工を行います。

 簡単な孔加工ではボール盤を使用することもございます。

 こちらも材質は様々で焼き入れ鋼、調質鋼、難削材や樹脂、カーボンなどにも対応しております。


折り曲げ(ブレーキ)加工

 主に板材の折り曲げに使用しますが丸棒曲げなどにも流用することができます。

 板金加工で広く用いられ小ロットや試作品などで使用されることが多くみられます。

 製品の形状、幅や板厚によって金型を交換し柔軟に対応することも可能です。


ベンダー(丸棒、パイプ曲げ)加工

 主に丸棒、パイプを曲げる際に使用されます。角パイプなどにも使用することがございます。

 曲げと曲げが近かったり、角度がついている際は治具を作り、熱を入れて手曲げで対応することもございます。

 自動車、バイクのマフラーや配管、フレームなどの製作などで使用する頻度が高い加工方法です。

 


溶接(ロウ付け)加工

 溶接と言っても種類は様々な機械、方法があります。

 ガス、アーク、半自動、TIG、レーザー、スポット、ロウ付け等が代表される手法ですが

 製作する製品によって選定されていきます。

 各々のメリット、デメリットを把握し、熱影響により引っ張られる、歪む。なども考慮して

 製作は進められていきます。

 溶接歪みはハンマーやガス、その他の工作機械を使用して修正することもあります。


叩き成型(打ち出し)加工

 自動車鈑金などでよく耳にする言葉ですが、平たい鉄板をハンマーで叩き

 製品通りの形状にしていく加工です。

 小ロットや試作品に使用される事が非常に多いです。

 量産だとプレス品でも金型を試作のために制作するのはコストも時間もかかります。

 しかしながら叩き鈑金ですと金型を製作する必要がございませんし

 何らかの設計変更がかかった際でも柔軟に対応が行えます。

 本作は樹脂だけど、試作は鉄の叩き鈑金で。というご依頼も非常に多いです。


ヘラ絞り加工

 平たい鉄板を専用の機械に取り付け回転させ「ヘラ」と呼ばれる道具を用いて

 少しずつ製品形状にしていく加工方法です。(円筒形状)

 パラボラアンテナ等が有名ですが、アルミやステンレス、銅のコップだったり

 工作機械のカバーやケースなど完成される製品は様々です。

 こちらもプレス金型を製作するよりはコスト、納期共にリーズナブルに仕上がるメリットがあります。


ここでは記載していない加工も行っております。

メッキ、黒染め、塗装、アルマイト処理、焼き入れなどにも対応させていただきます。

製品図面をPDFやDXF、STPファイルなどで頂き最適な加工方法で

製品制作を行わせていただきます。

手書きの模写などでも対応させて頂いておりますので、お気軽にご連絡くださいませ。